突撃取材 Vol.1

突撃取材vol.5

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    日にち 2014年10月初旬
    場所 野球心

    今回のアスリート街突撃取材は、岡が、10月初旬に、元近鉄バファローズ、オリックスと巧妙な打撃と、軽快な守備を誇り、各チームでの名バイプレーヤーだった水口栄二さんのお店?「塾」へ伺ってきました。

    まずは、西宮の閑静な山中に、立派な室内練習場が見えて、ボールの打つ音が響いてきました。

    「こんにちは、ご無沙汰しております。」「おー岡、少し待っててな。今、2名の教室をしている最中やねん。」とこんなやりとりをしながら、私は、水口塾の指導方法を、約1時間、見学をさせて頂きました。もちろん、オリックスでT−岡田選手や坂口選手など、今年も活躍している選手たちを、コーチ(オリックス1軍打撃コーチ)されていたので、私自身も非常に興味がありました。
    小学校6年生、中学校3年生の2人が、バッティングマシンと、工夫のされたトレーニング(打撃に関する)を交互に行い、時折、水口さんは、自分でも見本を見せながら、両者に声をかけ続けていました。

    そして、指導が終わり、ゆっくりと、話を聞いてみました。
    「水口さん、面白いトレーニング器具(トランポリンの上でのティ打撃)と、通常の打撃練習の交互でしたね?」
    「岡、やっぱり、プロもアマも、形をつける事が大切なんだ。ただ、プロと違って、理屈じゃない事を、理解してもらう。特に小学校の小さいうちは、なかなか、言葉だけではわからないよね。けど、打撃に限らず、その動きにあった、興味あるトレーニングを、私も工夫しているね。」
    更に、「工夫、一言で言えば簡単だが、何をするのでも、そして、プロでもアマでも、良い選手、良い指導者になるには、これは一緒の考え方なんじゃないかな。。。」
    「正直、プロでコーチをしている時よりも、知識が増えたかも(笑)、毎日、子供達に、宿題を貰っている感じやな。」と真剣な眼差しと、時折、笑顔で答えてくれました。

    やはり、水口さんは、小さい体で、常にプロ野球のレギュラーを長年務めてきた人だな・・・と改めて思ったのと、水口さんらしいな、と感じたのは、野球だけじゃなく、勉強もしてほしいと、自習室を完備されていた。

    今後、水口さんの教え子達が、高校野球から大学や社会人、そしてプロ野球選手になっていく日も、そう遠くない気がしたのと同時に、洗練された、理論と指導力が、プロ野球の世界に、生かされる日もくるのかな?と感じました。

    今回は、一、野球の指導者として、本当に勉強になりました。ありがとうございました。

    ▲工夫されたトレーニング

    ▲内部

    ▲指導する水口氏

    ▲バッティングコーナー

    ▲自習室

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